<News.43>

  JICAの広報誌にそろばんの写真が掲載される。
                                    平成20年2月5日
 JICAの広報誌に大きくそろばんの写真が載りました。
これはトンガでの海外青年協力隊の方が現地の子どもにそろばんを指導しているところ。
数学・科学教育の基礎はそろばんからと訴えたいですね。
   

<News.42>

  全国珠算競技大会「クリスマスカップ」開催
                                    平成19年12月23日
 そろばん日本一を決めるクリスマスカップが今年も年末が押し迫った12月23日埼玉大学にて行われた。大会には全国各地の算盤好きな子どもたち、社会人たち953名が集まり、日本一を争いました。
日本語の読み上げ算はもちろんのこと、英語による読み上げ算でも日本一が競われ、優勝者には
優勝カップが贈られました。
   

<News.41>

  「スーパー・シャープ・ブレイン完成」記者発表会を行う。
                                    平成19年11月9日
 トモエそろばんでは、数の英語に特化した画期的なインターネット学習システムを開発し、11月6日に記者発表会を行いました。数の英語を「瞬時に聞き取る能力」と、聞き取って「そろばん・暗算で計算する能力」を開発するための最新プログラムで構成されています。ネイティブスピーカが英語で数字を読上げ、10口の加減算も読上げます。また、問題もランダムに出題されます。
さあ、今日からあなたも挑戦してみましょう! http://ssbrain.com
   

<News.40>

  ラッキィ池田さんが、そろばんについてブログに記載 
                                    平成19年7月12日
 「今こそ、そろばんを!」というタイトルでラッキィ池田さんが2007年5月23日のブログに掲載。トモエ算盤に来社し、そろばん博物館等を見学した内容を楽しく写真を加えて掲載していただきました。またのご来社をお待ちしております。

<News.39>

  中東からのお客さま 
                                    平成19年6月30日
 2007年6月29日遠く中東のカタール国からお客様をお迎えしました。お越しくださいましたのは民族衣装のガラベーヤを身にまとってのJaber Ghassabさんです。熱心にそろばんの説明に耳を傾け、そろばんの有用性についての理解を深めていただきました。

<News.38>

  コンファレンス(於:京都大学) 
                                    平成19年6月17日
 平成19年6月17日京都大学百周年記念ホールにて"Interdisciplinary Conference on the Sciences of Complexity and Science Education″(複雑系科学と科学教育に関する学際的なコンファレンス)が行なわれ、弊社社長藤本トモエが算数におけるそろばん教育の意義について講演を致しました。
その後、松下電池工業株式会社松下珠算部監督の岡田秀樹氏に英語読み上げ算や珠算式暗算などの実技を披露して頂き、参加者からの喝采を浴びました。

<News.37>

  日米教育委員会 日本フルブライトメモリアル基金(JFMF)
                                    平成19年6月16日
 平成19年6月16日日本フルブライトメモリアル基金、米国教育者招聘プログラムで来日中のMarijane Miller先生(ペンシルバニア出身)が当社にお見えになり、1時間のそろばんプログラムの研修を受けた。先生は次の日から那須塩原地区での研修に参加の予定。

http://www.fulbright.jp/jfmf/index.html

日本フルブライトメモリアル基金は、日米の教育交流を目的に、日本政府の拠出金により日米教育委員会(フルブライト)が運営しているプログラムです。1996年の日米首脳会談での合意を受け、1997年よりプログラムが開始されました。当プログラムは1952年以来50年以上にわたり6,800名以上の日本人の米国留学を支援してきた米国の「フルブライト交流計画(フルブライト奨学金)」に対して日本政府が謝意を表明する目的で設立されたものです。

米国教育者招聘プログラム

毎年、全米の各州から選抜された初等・中等教育関係者計600名を日本での約3週間の研修に招聘するプログラムです。来日中は教育現場を訪問するほか、日本の教育制度や政治、経済、文化などについて学びます。
 帰国後は学校でのカリキュラム改善や、地域社会でのプレゼンテーション活動などを通じて、日本での体験を還元します。2005年現在までに通算5,200名以上がアメリカ全土からJFMF米国教育者招聘プログラムに参加してきました。また日本の教育者や児童・生徒にも、アメリカ人教育者と交流するきっかけとなっています。

<News.36>

  東京珠算連盟創立60周年記念行事イベント開催 
                                    平成19年4月19日
 平成19年4月15日東京珠算連盟創立60周年記念行事イベント(後援:東京商工会議所)として、お台場潮風公園 太陽の広場にて「そろばん祭り」が開催されました。
 当初出足が鈍く心配しましたが、お昼ごろから親子連れが多くかなりの人出でにぎわいました。
当社では新たに「職人技ゲーム」を開発し、1回100円のゲームに子どもから大人まで参加し、そろばん職人ぶりに挑戦して楽しいひと時を過ごして頂きました。

<News.35>

 ディスレクシア対象の学習支援員実践セミナーにて講演
                                  平成19年3月29日
ディスレクシアという言葉をご存知ですか?
ディスレクシアとはLD(学習障害)の一部のことを言い、知的に問題がなく、聴覚・視覚の知覚的機能は正常なのに、読み書きに関して特長のあるつまづきや学習の困難さを示す症状のことを言います。
NPO法人エッジはこのディスレクシアの正しい認識の普及と支援を目的として2001年10月に設立された特定非営利活動法人ですが、ディスレクシア児童の学習支援に当たっている学習支援員の方々を対象にした実践セミナーでソロバン指導が取り上げられ、平成19年3月29日弊社社長 藤本トモエとMIアカデミー認定講師 加藤真理がそろばんとディスクレシアとの関係について支援員の方々に講演、実演を行いました。

<News.34>

 平成19年3月21日から24日までNational Council of Teachers of Mathemastics(通称NCTM,全米数学者会議)がアメリカジョージア州アトランタ、the Georgia World Congress Centerにて盛大に行なわれた。         

大会3日目の23日、弊社代表の藤本トモエと小玉博雄が下記ワークショップを行い、アメリカ人参加者の先生達から拍手喝さいを浴びた。内容は簡単な加減算から教室で即実行出来るゲーム等を含み、現代におけるそろばん教育について示唆に富んだものであった。

How do Develop Mental Calculation by Learning Japanese Abacus A Soroban is not a calculator anymore. It is a tool to teachyour children number sense, place value and how to add and subtract,
even, mental calculation!
 

<News.33>

  第84回エコール春の大見本市開催
                    
                  平成19年1月23日
 平成19年1月19日20日の両日、浜松町の東京都立貿易センタービルにて文具業界流通大手のエコール連合の新春見本市がにぎやかに行なわれた。
 トモエそろばんでも4階にそろばんコーナーを設け、今話題のパッチートレーニングを始め、そろばん各種を各小売店に紹介し、販売に繋げた。

<News.32>

  第8回PAMA大会が開催される。
                    
                  平成18年12月27日
 平成18年12月27日Hong Kong International Trade &Exhibition Centreにて第8回Pan Pacific Abacus &Mental Arithmetic Competitionが8カ国の代表選手350名以上が参加して盛大に行われた。
 昨年に引き続き、日本からはトモエMIアカデミーのAK嬢(4年生)が出場。英語とマンダリン語での指示しかない心細い状況下でもいつもの実力を発揮出来、今回は3位に入賞した。
 またA嬢は日本の代表ということで、暗算のデモンストレーションにも参加。参加賞として各国のお金が貼られた記念品を頂いた。

<News.31>

  北アフリカ・ハンガリー珠算教育紹介事業
                    
                  平成18年11月9日
 平成18年11月9日北アフリカ・ハンガリー珠算教育紹介事業としてこの度初めて独立行政法人国際交流基金より助成金を得て、弊社社長藤本トモエを団長に他2名の珠算講師が12日間の珠算の旅より帰国した。
団員はNPO国際文化交流協会理事長鈴木功二氏とNPO国際珠算普及基金専務理事の藤井將男氏の海外経験豊富なお二人。
3人はチュニジアでは小学校、幼稚園及び算数教育の教科書を策定する委員たちにそろばんのプレゼンテーションを行い、一方モロッコではカサブランカ及びラバトでの小学校から高校の生徒たちに持参したそろばんに実際に触れてもらって、そろばん指導を行なった。
どちらも大好評で次年度にどうやってこの事業を継続させて行くことが出来るかが課題であった。

<News.30>

  月刊誌「三田評論」に取り上げられる。
                    
                  平成18年6月21日
 慶應義塾の卒業生のための月刊誌「三田評論」の3人閑談のコーナーに「そろばん復権」がテーマとして取り上げられ、6月20日そろばん博物館にて収録が行われた。参加者は弊社社長藤本トモエに加え、下記先生方が登場なさった。
 ・柳井 浩先生  慶應義塾大学名誉教授。
2002年まで理工学部管理工学科教授。専門はオペレーションズ・リサーチ。日本・世界のそろばんの文化・歴史に詳しい。
 ・見滝静香先生 慶応義塾湘南藤沢中等部・高等部数学科教諭。
2001年東京女子大学大学院理学研究科数学選考修士課程修了。慶応義塾幼稚舎勤務を経て現職。小学校時代にそろばん1級を取得。

<News.29>

  第24回「アメリカンスクール・ソロバンコンテスト」開催 
                    
                  平成18年5月19日
 平成18年5月19日(金)第24回在日米国国防省教育局アメリカンスクール・ソロバンコンテストが社団法人全国珠算教育連盟主催の下、横田ウエストスクールなど6校の生徒100名が参加し行なわれた。会場はニューサンノーホテル。
 子どもたちは緊張したなか、プリント問題に取り組んだり、読み上げ算を一生懸命聞きながら、ソロバン珠を慣れた手つきで動かしていた。
 また日経新聞始め、他のメディアの取材もあり、いつもながらの華やかな雰囲気が感じられた。

<News.28>

  英語読み上げ算競技 全国大会
                    
                  平成18年3月21日
 2006年3月21日第12回英語読み上げ算全国大会(主催:英語読み上げ算協会会長鈴木功二氏)が青少年オリンピックセンターで行なわれた。
幼稚園児から一般の方々までの250名が参加し英語読み上げ算日本一を目指して熱戦を繰り広げた。優勝者は、高校1年高柳 和加奈さんでした。トモエそろばんでは小学生対象にトモエそろばん杯を寄贈。

<News.27>

  チリ教育改善研修員がそろばん研修
                    
                  平成18年3月2日
 ひな祭りを明日に控えた3月2日、国際協力機構から日本の教育制度を学ぼうと研修にいらしているチリ教育改善研修員12名が弊社を訪れ、2時間のそろばんの研修を受けた。
 算数教育、教育学などの大学教授をはじめ、教育省のお役人という顔ぶれであったが、弊社社長藤本トモエの講義に耳を傾け、最後には読み上げ算のコンテストにも挑戦し、最優秀者にはプレゼントが贈られた。
 また小玉講師によるそろばんでの最小公倍数、最大公約数の出し方やそろばん博物館河野館長よりそろばん作りの基本を教わり、互いに写真に納めあい、一行にとっても有意義なひと時であったようだ。
 弊社の玄関口に歓迎の意味をこめてチリと日本の旗が一日中掲げられ、トモエアカデミーにやってきた生徒さんたちもチリの旗に興味をもち、地球儀でその位置を確かめて、その道中の長さに嘆息していた。

<News.26>

  第7回 Pan Pacific Abacus & Mental Arithmetic Competition
                    
                  平成17年12月28日
 第7回 Pan Pacific Abacus & Mental Arithmetic CompetitionがシンガポールのSingapore Expoにて行われた。今年度の参加国は主催国のシンガポールを始め、インド・台湾・カナダ・マレーシア・米国・香港・タイ・イギリスそして日本と10カ国となり、参加人数も300名近くとなった。
日本からはトモエMIアカデミーの3年生K.A嬢が代表選手として参加し、同学年の部でめでたく、4位入賞を果たすことが出来た。
 

<News.25>

  私立玉川学園高等部でそろばん指導
                    
                  平成17年10月18日
 私立玉川学園高等部では外国からの短期留学生にそろばん指導を行っています。平成17年10月17日、ドイツ、フランクフルトからの留学生13名のそろばん指導を見学する機会を得ることが出来ました。担当は英語科教諭の上村雅明先生。
 上村先生は同高等部を訪れる各国からの留学生に算盤指導を長年行ってきていらっしゃいます。
流暢な英語で簡単なそろばんの読み方を指導した後はすぐ、そろばんを使って、計算問題に取り組んでいました。日本語を学習しているドイツからの生徒さんたちのために日本語での読み上げ算にもトライし、高校生たちも四苦八苦しながらもそろばん珠を動かしていたのが印象的でした。

<News.24>

  モロッコのダジャジュ記者弊社訪問
                       
               平成17年9月28日
 外務省報道関係者招待にてモロッコよりアブデラ・ダジャジュ記者が日本の算盤について興味を持ち弊社を訪れました。

<News.23>

  弊社、藤本トモエ社長チュニジアへ算盤指導に行く
                       
               平成17年9月12日
 9月に入って、チュニジアへ行き、新しく学校教育に挑戦し始めたULYSSISS Schoolにて、先生方に算盤指導をしてまいりました。チュニジアと日本は来年で外交関係樹立50周年を迎える友好的な間柄といえます。
 アフリカ大陸に初めて足を踏み入れたわけですが、仏領の影響が強く、地中海文化、イスラム・アラブ文化そしてアフリカ文化が混在した不思議な国でした。チュニス(チュニジアの首都)の町並みは丁度、ギリシャを思わせるようなブルーの空と海そして白壁と言った感じです。
フランス人と日本人を含む4名のチュニジア人に算盤指導をしましたが、何しろ、短時間でそろばんの基礎の手ほどきするのは大変でした。と同時にまずは言葉の問題です。
 もちろん、フランス語を話さない私は全て、英語で授業をしましたが、彼らの頭の中はパニック状態だったようです。といいますのも、英語を聞いて、それをフランス語に訳してそろばん数字を理解しようとしているからでした。
 特にフランス語は英語より数字の言い回しが複雑で、石原都知事が「フランス語は数を勘定できない言葉で、国際語として失格しているのはむべなるかなという気がする」を言われて物議をかもしたように、あれでは国民を数字に強くすることは出来ないと思わせるような言語なのです。
 一つ例をとると71は60と11と言っているのです。また80は4つの20という言い方をしているのです。
日本語や中国語、アジアの言語はその点11,12と10が1個と1と言っています。
インターナショナルスクールの先生が言語による数学の優位性を感じると言われる所以ですね。
チュニジア共和国日本大使館にそろばんをお送りし、大使館内のショーケースに飾って頂くようにお願いいたしました。
                                      (藤本トモエ 記)

 チュニジア共和国日本大使館にお送りしたそろばん。

<News.22>

  徳島県阿南市在住の前野 拓さんが小惑星にSorobanと命名
                       
               平成17年8月18日
このたび、私の発見した小惑星の一つに「Soroban」を命名提案したところ、国際天文学連合・小惑星センターにて認められましたので、お知らせいたします。
命名提案文
Soroban 55477 an Abacus (55477) Soroban = 2001 UC1 Discovered 2001 Oct. 18 by H. Maeno at Shishikui.
Soroban is one of the Japanese Culture. It is the tool to calculate and to think of the number. And it has been learned many people in Japan since 1624. This observation was performed with the help of the Japan Space Guard Association. 以下省略

現在は、おとめ座とてんびん座の境界付近にあります。
現在の明るさは、19.7等で、市販の望遠鏡を使っても、肉眼では見えません。
大きさ = 10Km弱

命名の動機
ソロバンは現在では日本の文化の一つであり、江戸の天文方も、暦の編纂や彗星が出現したときなど、その軌道を求めるための計算には欠かせない道具であったと考えられること。
 このパソコンの時代にあって、ソロバンを習うことこそが大切であるとの信念を持ってソロバン塾をやっている友人と、私自身挫折した珠算を、全国で習っている方に敬意を表するため。

国際天文学連合・小惑星センターの小惑星命名リストのURL
   http://cfa-www.harvard.edu/iau/lists/MPNames.html

撮影日時:左上 2001年10月18日 22:40:00   右下 2001年10月19日 00:06:00。

<News.21>

  全日本珠算選手権大会
                       
主催 全国珠算教育連盟  平成17年8月8日
8月8日は何の日でしょうか。そうです、パチパチの日ということで、そろばんの日です。
今年で、第51回目を数える社団法人全国珠算教育連盟(http://www.soroban.or.jp)主催の全日本珠算選手権大会が青森県十和田市総合体育センターで開催されました。
全国から集まったそろばんっ子たちが日ごろのそろばんの練習成果を競いあいました。
文字通り「そろばん日本一」を決める大会で、全国各地から小学生104名を含む356名が参加。さらにハワイ支部から3名、台湾から1名、計360名で争われる。最年少は7歳、最年長者は55歳と年齢層の幅広い選手権となった。

トモエ算盤も展示販売

<News.20>

  ニッチを狙え!「小さな大企業」はこうして生まれた 
                           
経林書房より出版  平成17年8月5日
8月5日発売の経林書房(www.keirinshobo.co.jp)から出版された「ニッチを狙え!小さな大企業はこうして生まれた」(編者安田龍平・板垣利明)に弊社トモエ算盤が 指先から右脳を鍛える 世界が認めたニッポンの考具/ということで取り上げられました。内容は創業者藤本勇治がトモエそろばんを起業した昭和初期の苦労話に加え、現社長誕生までのいきさつや現在弊社が進めている製造会社からのポジショニングの転換について紹介されています。

<News.19>

  チュニジア大使、トモエそろばんを訪問
                                     平成17年6月6日
4月に弊社を訪問されたハティーラ代議士(チュニジア女性連盟(UNFT)総裁)に続き、6月6日駐日チュニジア大使(Ambassador Salah Hannachi)が弊社を訪問され、現代におけるそろばん教育の意義や実際のそろばんの使い方の講義を受けた。またその後、そろばん博物館も見学され、算盤珠を串刺しにするそろばん造りにも挑戦された。
大使に同行されたのはチュニジアにシニアボランティアとして2年間駐在し、現在は大使館のアドバイザーである平野周一氏。
 

<News.18>

  第23回「アメリカンスクール・ソロバンコンテスト」開催  
                                     平成17年5月25日
 社団法人 全国珠算教育連盟主催にて午前10時からニューサンノーホテル(港区南麻布)において「アメリカンスクール・ソロバンコンテスト」を開催しました。在日米国国防省教育局アメリカンスクールに通う小学生100名が参加。電卓時代の現在でも、日本独自の教育方法としてのそろばんは、日本人にとって数感覚を養う上で大切との見解から、全珠連では種々の活動を展開してそろばん教育の普及に努めています。
 

<News.17>

  ラーンネット・グローバルスクールでそろばん指導 
                           ラーンネット通信2005年5月号より転載      
  平成17年4月25日、東京からはるばる「トモエソロバン」の藤本トモエさんがロッジに来て下さいました。「そろばんはどこから来たか知ってる?」中国からやってきたそろばんは日本で形を変えて使いやすくなったとのこと。工夫して改良する、手先が器用な日本人。昔から使われている道具はその偉大さを反映しているのを実感。
 そこで、突然、英語の授業に変身。英数字を言いながら、そろばんをはじく。英語でそろばんとは一挙両得!親指ではじくのが難しい子や、そろばんを習っててスイスイ出来る子など様々だけど、みんな楽しそうにそろばんになじんでいました。
 おもしろかったのが、“人間そろばん”。「1の玉やりたい人?」と聞くと、「やりた〜い」と続々と立候補。5人でそろばんになりきります。「プラス1、プラス5」などなどみんなノリノリ!!観客を意識してユーモアたっぷり。
 最後の質問コーナーでは、トモエさんのとってもステキな夢も聞かせていただきました。(まっきー)

☆藤本トモエさんからはこんなご感想をいただきました。
 子どもたちが本当に素直に質問を投げかけてくれる姿が印象的でした。
いつも私はアメリカのワークショップ等へ出かけると、講師が一言しゃべると必ず、手を上げて質問するアメリカ人の姿を羨ましく思っていたのですが、あれが出来る日本人に育っているのだなと感じました。
 長い間の積み重ねで質問してはいけない雰囲気を身につけてしまうと、いくら「質問をどうぞ」といわれても質問できません。自由な雰囲気がラーンネットにはあるんだなと思いました。自然の環境に囲まれ、確かな方向性を持ったナビゲータたちに囲まれて、子どもたち自身が自ら学ぶ力を身につけているのだと思いました。

ラーンネット・グローバルスクールのホームページ


<News.16>

  チュニジアの国会議員ハティーラ女史そろばん習う。  
                                     平成17年4月21日
 外務省の招聘により来日している北アフリカのチュニジアの国会議員ハティーラ・チュニジア女性連盟(UNFT)総裁がトモエそろばんを訪れ、弊社社長藤本トモエより算数教育におけるそろばんの意義と簡単なそろばんレッスンを受講し、そろばんについての見識を深めた。
 総裁は大学卒業後、数学教師の経験があり、数への理解を深めるそろばんの教具としての意義を理解し、早速チュニジアでどのようにそろばんを取り入れることが出来るか研究をしたいといわれた。
 


<News.15>

  「江東区立 毛利小学校でのそろばん実践教室」


<News.14>

         
  「台湾からそろばん塾生徒36名わが社を訪問」

                                        16年8月20日
 ニーハオ!と元気に挨拶をすると子どもたちからもニーハオ!と元気に声を返ってきました。
3泊4日で日本を訪れていた桃園県平鎮市のそろばん塾生徒36名が施美鈴団長に引率されて平成16年8月20日弊社を訪問されました。
一行はビデオでそろばんの作り方を鑑賞したあと、3階のそろばん博物館を見学。
 実際自分の手で算盤玉を枠に入れる作業を行い、その難しい職人芸に感嘆の声を上げていました。
その後、インターネットでフラッシュ暗算に挑み、楽しいひと時を過ごして、バスで夕食のお台場へと向かい、土曜日にはディズニーランド見学、日曜日に帰国の途につきました。


<News.13>

 「あの時代の文房具」
 場所:銀座伊東屋9階ギャラリー
2004年6月5日(土)から17日(木)まで開催
銀座伊東屋さんが今年創業100年を迎えていらっしゃいます。それを記念して「あの時代の文房具」と称して明治から現代までの懐かしい文具を展示しています。
弊社トモエそろばんもそろばん博物館よりそろばんの何点かを貸し出ししております。
是非ご来場ください。


<News.12>

  新商品パッチートレーニング(そろばんテキスト)が大盛況
                                       平成16年2月24日
 平成16年2月24日、手芸から文具と幅広く販売する大手ユザワヤ浦和店様よりパッチートレーニングの再オーダーがありました。1月中旬にパッチートレーニングのセットを新しくご提案したところすぐに完売。文具売場の担当者もあまりの売行きにビックリ。是非、そろばんの基本から学べ指導方法も具体的に説明しておりますパッチートレーニングをお求め下さい。


<News.11>

  ホンジュラス文部省の先生が来日
                                           平成16年2月11日
 平成16年2月11日、JICAの支援で来日しているホンジュラスの文部省、現場の先生たちが日本のそろばんの勉強のため、当社へお越しになりました。英語読み上げ算協会会長の鈴木功二先生と弊社藤本トモエが指導にあたり、そろばんの重要性を認識されてお帰りになりました。一行は筑波大学付属小学校を始め、大阪の教科書会社なども訪れ、自国の算数教育発展のために日本に2週間滞在とのことでした。


<News.10>

     LESSON STUDY IMMERSION PROGRAM IN JAPAN
 今、アメリカの教育界では日本の授業研究(Lesson Study)に注目が集まっています。
これは2000年幕張で開催されたICMEの学会で筑波大付属小学校などの授業を見て、授業の完成度を高めて行く授業研究の手法にアメリカの先生たちが感激したことに端を発しています。
 今回、この日本の授業研究のツアーがGlobal Education Resources,
LLC(http://www.globaledresources.com)の主催で行われ、約17名の先生たちが来日されました。
 2週間の滞在のなかで、6月30日、弊社本社ビルへ一行17名の先生方が訪れ、前々日に行われた筑波での公開授業の意見交換いたしました。また午後からはそろばん博物館を見学の後、そろばんの基礎を勉強してアメリカの子ども達にもそろばんをと言う話で盛り上がりました。


<News.9>

        国際珠算普及基金総会開かれる
 特定非営利活動法人(NPO)として東京都より認定された国際珠算普及基金(理事長中野敏雄、大東文化大学名誉教授)の第1回総会が青山の外苑飯店にて多数の会員参加のもと、盛大に執り行われた。
総会には会長の元国務大臣粕谷茂先生も駆けつけ、これからの珠算普及に対する明るい見通しについて激励の言葉をかけられた。
 総会後はなごやかに円卓を囲みながら、会員同士の交流が行われた。(写真1)
国際珠算普及基金の英文名称はInternational Soroban Diffusion Foundationいう。
 尚、当基金ではそろばん普及を図る上でそろばんが不可欠とのことで、
机のなかで眠っているそろばんの寄贈を受け付けている。


          詳しくは下記へ
                  〒176-0002
  東京都練馬区桜台6-18-17
                                 
電話・FAX03-3991-5721
 
 
当基金の常務理事の佐久間美江子先生(なでしこ学院)はあでやかにお着物で総会に臨まれました。
 よく見るとお召しになっている帯が
そろばん模様。早速デジカメでパチリ。(写真2)
細かなところまでそろばんスピリットが感じられる会場の雰囲気でした。
        写真1  写真2


<News.8>

2002年GLOBAL SOROBAN CONTEST
                                       2002年3月30日
2002年3月30日第1回グローバルソロバンコンテストがハワイ州ホノルルKapiolani Community Collegeにて同協会が主催のもと、盛大に行われた。
地元Araki Hiyoya Soroban Schoolの生徒さんに加え、日本からは特別招待選手として松下電器珠算部の岡田監督等3人を含み、10名以上が参加した。
弊社トモエそろばんも10歳以下の参加者で競うトモエ杯を寄贈し、弊社社長藤本トモエも表彰式に参列した。
下記が1位、2位の優勝者。写真はグローバルソロバンコンテスト前日、アラモアナショッピングセンターで行われたソロバンデモンストレーションでの記念写真。
1st Place   2nd Place
A. ISAO CUP
 16 years and older
TAKANASHI KAZUSHI
       JAPAN
 865 OKADA,HIDEKI
         JAPAN
660
B. ASAHI CUP
 13, 14 &15 years old
OKAMURA, YUI ROBIN
       U.S.A.
 580 TAKAYANAGI, YURIE
         JAPAN
565
C. METZ CUP
 12 years old
TAKAYANAGI, WAKANA
       JAPAN
 465 TAZAKI, KATSUNORI
         JAPAN
360
D. OHBE CUP
 11 years old
OKAMURA, NATSU
       U.S.A.
1,010 TORIUMI, REIJI ARNOLD
         U.S.A.
665
E. TOMOE CUP
 10 years and under
LAU, JENIFFER
       U.S.A.
 665 OKAMURA, TSUBASA SCOTT
         U.S.A.
625


<News.7>

座談会
  
教育改革を機に
見直そう
  ”ソロバン”
      の効用
 
共催:
日本商工会議所・日本珠算連盟

              クリック→
日本商工会議所・日本珠算連盟の共催により平成13年1月23日「見直そうソロバンの効用」と言う座談会が行われました。
京都大学の上野健爾先生や日本珠算連盟の八文字敏宏副会長と共に弊社社長の藤本トモエも座談会に参加しております。そろばんの持つ新しい可能性をみなさまと共に考えて参りたいと思っております。
この座談会のご感想を、お送りください。
  

<News.6>

                  エリトリア政府からの礼状  エリトリアで活躍するソロバン

<News.5>

              たくさんのそろばんをありがとう
エリトリア というアフリカの国をご存知ですか。 イエメン、スーダン、エチオピアに囲まれたエリトリアは 1993年公式に独立国家となった人口350万の東アフリカの 一国です。 その国で、日本で使い古されて、机の中で眠っているそろばんが 大活躍することになりました。 エリトリアの駐米大使夫人のかつ子・クラークさんの呼びかけにより 大和證券グループ社会貢献室 が中心となり、740丁を超すそろばんが 海を渡り、遠いエリトリアで算数初等教育の学習具として 再利用されると言うお話しです。 そろばんの初等教育における学習具としての価値を物語ると共にまた そろばんを通して、日本とエリトリアの人々が理解を深める一助と なることが何よりもメーカーとして嬉しく思います。 大和證券グループ社会貢献室の社内報とそれに続く 駐米大使夫人かつ子・クラークさんのお礼状を掲載させて 頂きます。

平成12年9月21日 役職員の皆様へ
       大和証券グル−プ本社   社会貢献室
 沢山のそろばん有難うございました。 「子供たちの算数教育向上のため、東アフリカ エリトリアの子供たちにそろばんを贈ろ う」と、大和証券グル−プ及び不二会会員の皆様にご協力を呼びかけ推進してまいりまし た「そろばん収集」活動は、40日間余に及ぶ活動を終了させていただきました。
全国からお寄せいただいた本数は、全部で742丁となりました。
  職場の引出しや支店の倉庫に眠ったままになっていたもの、ご自分や子供さんが昔、使っ ていたもの、記念にと残しておいたもの、そろばんの脇や手作りのケ−スに持ち主の名前 が書き込まれているものなど大小さまざまなそろばんをお寄せいただきました。  多くの方がこの活動にご参加下さり、多くの方のご厚意により沢山のそろばんを集めるこ とができました。皆様からの温かいお気持ちに心からお礼申しあげます。
かつ子・クラ−クさん(エリトリア駐米大使夫人)からお礼のメッセ−ジが届きました。
別紙にてご紹介いたします。
  お寄せ頂いたそろばんは、滋賀の日本エリトリア友好会代表の寺田氏宛に送付した後、1 1月、京都から出発するエリトリアの避難民等に対する救援活動団体「日本おにぎり隊」 に託され、現地の小学生たちに1本ずつ手渡ししてもらうことになっています。
「日本おにぎり隊」は、ぬくもりのある海外援助を目指して今年6月に結成された団体で、 今回の訪問は65歳以上の女性50人と若者主体のサポ−ト隊50人で構成され、孤児院 でおにぎりの炊き出しをするほかテント、サッカ−ボ−ルなどを届ける予定です。
 大和証券を出発したそろばんの足取りについては、続報でお知らせする予定です。今回の そろばん収集活動は終了しましたが、今後とも社会貢献にご協力下さいますようお願いい たします。
  かつ子・クラ−クさん(エリトリア駐米大使夫人)からのお礼のメッセ−ジ
  大和証券グル−プ及びOBの皆様
  エリトリア在住のクラ−クでございます。
 この度は、皆様のお陰で思いもかけぬほど沢山のそろばんを頂戴できることのなりました。東アフリカに位置するエリトリアはアフリカで最も若い独立国で紅海に長い海岸線を持つ 大変に美しい国です。 人口350万人という小さい国で、私は「アフリカの宝石」と名付けました。将来はアフ リカのリ−ダ−になるだろうと期待されております。
 現在このエリトリアが最も力を入れているのが子供達の教育です。 戦後の貧困から現在の日本の繁栄をもたらした勤勉な日本人をエリトリア人は大変尊敬し ております。 そろばんはどのような経緯でエリトリアに入ってきたのでしょうか。   
 盲人学校でそろばんを見た時は大変驚きました。以前文部省の役人からそろばん教育の話 を聞き、そろばんを手作りすると言うので、それならば日本の皆さんに家庭で眠っている そろばんを頂戴できないかお願いしてみようということになり、友人である寺田寸美子氏 に相談をいたしました。
  今回ご縁あって大和証券グル−プやOBの皆様の多大なご協力をいただきまして、740 丁を超すそろばんを集めて頂き、心から感謝いたしております。11月にエリトリア避難 民や孤児達を励ますために日本から「日本おにぎり隊」が訪問いたします。その際に皆様 の温かいお心をエリトリアの学生にということで、そろばんを一丁ずつ手渡ししていただ けると伺っております。
 ようやくエチオピア・エリトリアの国境紛争も終結しようとしており、国連平和維持軍も 進駐することとなりました。30年に及ぶ戦争の後に勝ち得た独立。そして2年半前から 始まったエチオピアとの紛争。世界の最貧国のひとつに挙げられるエリトリアは今、日本 の皆さんの温かいお気持ちをしっかりと受け止め、国造りを再び始めることでしょう。 これからもどうかエリトリアを見守って頂きますよう、心からお願い申し上げます。エリ トリアには在日本大使館はございませんが、日本政府名誉領事が任命されております。 私事ですが来年夏まではエリトリアにおりますので、お越しの節はぜひご連絡下さい。最 後に「Thank you again」
                                                                                                                 かつ子クラ−ク

<News.4>

                (For English, please see the bottom)

    第9回数学教育世界会議開催へ 第9回数学教育世界会議〈The 9th International Congress on Mathematical Education〉が平成12年7月31日(月)より8月6日まで 千葉・幕張メッセで行われました。 主催は日本学術会議及び(社)日本数学教育学会。 トモエそろばんでは商業展示スペースにブースを構え、 そろばん教育が如何に算数教育に寄与しているかを 訴える。
     ICME9の公式WEBページ http://www.ma.kagu.sut.ac.jp/~icme9/

The 9th International Congress on Mathematical Education The above congress will be held here in Tokyo/Makuhari, Japan from July 31(MON) through August 6(Sun). At the congress educators and mathematician from all over the world will meet and talk about the problems about the mathematical education. We, Tomoe Soroban will have a booth at the Exhibitions Hall at Makuhari. We would like to show how much important role soroban has been played in Japanese Elementary Education. We are very looking forward to seeing at       
     ICME9. the public web site http://www.ma.kagu.sut.ac.jp/~icme9/

<News.3>

                第18回アメリカンスクール・ソロバンコンテスト開催される。

  社団法人全国珠算教育連盟(理事長賀藤栄治)では5月17日(水) 午前10時よりニューサンノーホテル(港区南麻布)において 「アメリカンスクールソロバンコンテスト」を開催した。 コンテストでは在日米国国防省教育局のアメリカンスクールに 通う小学生100名が日頃のそろばんの腕を競いあった。 日本の米軍基地にある公立のアメリカンスクールでは 「指を使って計算するそろばんは右脳と左脳の平均的発達を 促し、また子ども達の計算能力を養える」との考えから 1981年より算数の授業にそろばんを取り入れている。 当初は現英語読上算協会会長の鈴木功二会長が20年来の 米国でのソロバン指導の経験を生かし、直接子ども達に 指導に当たっていた。指導法の定着とともに、 現在では日本人の先生方の指導により、課外授業の一環としても 行われている。 子ども達は5分30問のプリント問題テストと読上算テストに挑戦し、 それぞれ、優勝者がトロフィーを獲得した。

<News.2>

  完成!そろばん神輿

8月8日(パチパチ)はそろばんの日。そして、今年のパチパチの日全日本珠算選手権大会で「そろばん神輿」が披露されました。神輿の胴体に飾られた大小20丁のそろばん。屋根の装飾や神輿の中に納めてあるご神体もそろばん玉。使ってあるそろばん玉の数だけでもしめて3000個。このそろばん神輿を作られたのは東京都江戸川区の珠算塾経営者三田武男先生。昨年(1997年)の夏から作り始め、完成したのが今年の2月。
当社、トモエそろばんでもそろばん玉を寄贈させて頂いたが、ほとんど三田先生の手作り。置き台を含めて高さは2.1メートル、屋根の一辺は約1メートルでヒノキの担ぎ棒と合わせた総重量は 130キロ。担ぐには大人でも30人は必要とか。三田先生は元来モノを作るのがお好きで大変器用。
そして、思い込んだら徹底的に取り組む性格で四国の霊場88ヶ所をこれまで5回も回られたり、その昔はセントポーリアに熱中され、お部屋中セントポーリアだらけと言うこともあった。そろばんを通して、子ども達が豊かな人間に育ってほしいと願っている三田先生。次に三田先生が取り組まれるものに注目したい。


<News.1>

「ふふふ大阪」97’VOL.3より掲載   
          発行 大阪府広報室
          
           制作 株式会社大広           
          株式会社古谷広告事務所
                                                                 

             願いましては,そろばんを通じてふれあいが広がりますように。

常務理事の森友先生は(中央),ボランティアの先生と受講生の大事な架け橋役。

         ● 大阪と外国人とソロバン。そのアイディア,ご名算です。

「そうそう,そこでメイクテン(make10)するの」・・・・・・・・そろばんを弾く音にまじって聞こえてくるのは日本語と英語和製英語(?)と・・・・・・・・・・。
ここは大阪商工会議所5階,「外国人のための珠算講座」。毎週土曜日,朝10時。国籍も違えば職業も年齢も様々な受講生がここに集まり,約2時間,プロの講師からみっちり指導を受けています。
「日本の文化であるそろばんを外国人に学んでもらうことで,外国人にはもちろん,日本人にもその魅力を見直してほしい。」と,大阪珠算協会常務理事の森友建さんが中心となって始めたこの講座は,今年ではや11年目。すでに約50ヶ国,のべ520人もの受講生が巣立っていきました。

          ●10人10色の受講生に合わせて,数え方もアレンジして

「ご飯を食べに行ったお店に(ソロバンが)置いてあるのを見て,“あれ何?”って。それが出会いのきっかけ。」「珠を弾く音がとても好き。「ソロバンは日本文化の代表。」「電気のいらない世界唯一のコンピューター!」そろばんを見慣れた私たちにとってはとても新鮮な言葉が,受講生たちから投げかけられます。
現在,アメリカ,イギリス,インド,オランダ,カナダ,スイス,スペイン,ニュージーランド,フィリピン,メキシコなど世界各地から来日したビジネスマンや研究員,語学教師,留学生など約26人がここで“ゴメイサン”を目指して勉強しています。対して,教える先生方は10余人。すべてボランティアで,受講生1人1人の語学力や技能レベルに合わせて指導する,というきめの細かさです。
「みなさん,せっかく日本にいらっしゃたんだから一つでも多くのこと−文化を吸収して帰っていただきたい。そのお手伝いを,そろばんを通じてやっている,という気持ちなんです。」とおっしゃってるのは,ここで教えて始めて8年になる法橋文子さん。
また,スタート当初から森友さんと共に講座の核となってきた山下喜代さんは,「自分の持っている力を誰かに無償でわけてさしあげる。そしてそのことで,遠い海の向こうにそろばんが伝わっていく・・・・・・ステキなことですよね。このボランティアはずっと続けて行きたいと思っています。」ときっぱり。
そんな先生たちの熱意は,「先生はわかるまで何度でもやさしく教えてくれる!」との受講生たちの言葉が何より証明しています。

授業中は真剣に,終ったあとは和気あいあい。毎週土曜日の講座風景。

       ●ふれあいの輪は世界へ

大阪発,「外国人のための珠算講座」の輪は着実に世界に広がっています。
最近のニュースでは,母国ドイツに帰国した受講生が,この講座で学んだことをもとに,ドイツ語のそろばん教材を制作中とか。
また,帰国した生徒たちから「ソロバンを教えています」「しばらく触ってないから腕がおちたわあ。」などとハガキが舞いこむと,「なにか世界中に友達が増えたみたいで。」と,本当にうれしそうな先生方。
「国際交流はお金では買えないし,つくることもできません。ハートです。先生から生徒にダイレクトにハートを伝える。そうすると今度は生徒からハートが返って来る。」と語る森友さんの言葉に,11年間の実績への自信があふれていました。

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